厳しい寒さが長らく続きましたが、ここ数日は、刺すような冷気も少し緩んだような気がします。

昨年11月、結婚記念日にアップしてから、
冬眠でもするように、なにも書けない日々をズルズルと送ってきました。

今日は19日。
月命日の墓参りにおもむくと、太陽の光線は白く眩しくて、風が止めばぬくもりさえ感じて、
それで
゛そろそろ、起きるか・・・゛
という気持ちにもなったので、この記事を書いています。

あかねがいなくても、太陽は昇って沈む。
もうじき丸6年が経ちます。

今日(気が付いたらもう昨日になってしまっていた)、七回忌は4月19日に執り行うことをあかねの両親と確認しました。

僕は、生きて、
きっとその日を
迎えるだろう。

この6年間、自分なりに頑張ったつもりです。

あと何年、
あとどれくらい、
あてのない毎日を繰り返していけば、
辿りつけるのだろう?

歳を重ねるごとに、気力も体力も削られてゆく。
今朝なんて、右足のふくらはぎから太ももの裏がつって、その痛みで眼が醒めた。

この先、時間の経過とともに、
ただ生きているだけのことにさえ、
わずらわしい身体的なメンテナンスを必要としていくだろう。

もう、いらないのだけどな・・・。

自分の命を繕う、めんどくさいあれこれに、労力を注ぐモチベーションはありません。

春という季節は、終末感に襲われる。
自分の「終わり」をも期待してしまう。

そんなことじゃいけないことも解っているつもりだけど・・・。


早く、余計なことを考えることも出来ないような、
暑い夏がこないだろか。
あかねの苦しむ顔と、唯一かぶらない、夏がこないだろか。


久方振りの近況報告が
こんな感じで面目ありません。

こんな時期もあるさ・・と
自分には言い聞かせて、
また明日も、あかねに一歩近づくべく生きてみます。


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20年前の今日、

無条件に自分たちふたりが主役になった日。
なんだか照れくさいけど、集まってくれた人たちの笑顔がやっぱりうれしくて、
その一方では、前日まで何度も繰り返しひとりで口ずさんで暗記した新郎挨拶のセリフを、時より頭の片隅に思い出しては、少しの緊張感を覚えて・・・


そんなあの日から、20年が経ちました。

あの日、20年後の自分たちふたりをどんなふうに想像していただろう?

きっとそんな遠い未来のことなんて、何も考えていなかったと思います。



20年が経って、

ひとりは写真立ての中で永遠に微笑んで、

そしてもうひとりは・・・
その写真立ての中で微笑むひとと、丸20年という節目の結婚記念日を祝うために、
午前中に自転車で出かけて、ケーキとワインを買って、
花も買って素人なりにアレンジメントしてみたところ、まったくしょぼい出来になってしまい、そのことに凹みつつも、

「それでも、きっちりやらねば・・・」

という使命感に突き動かされ、儀式の準備を整えました。



まったく、微塵も、これっぽっちも思い描くことのなかった結婚20周年の今日。

確かにあかねは、今ではもう空に暮らすひとになってしまって、
僕にはその姿も声も聞こえないけれど、

あかねに対する気持ちはずっと変わらない。

そのことを僕は誇っていいと思う。
そう僕に思わせてくれるあかねのことは、それ以上に僕の誇りです。

寂しいし、虚しさに心が折られそうなことだって正直日々たくさんあります。

でも僕らふたりの夫婦としての在り様は、僕には誇らしく思えるから、
その想いが僕を支えて生かしてくれているのだと思います。



あかね、節目の日の想いは、ここに確かに遺したよ。

よしっ!

それじゃあ、これからシャワーを浴びてきたら、
ケーキとワインを供えるからな。
ダサいフラワーアレンジメントには目をつむってくれ。

アルコールは呑めないあかねだけど、今日くらいはいいだろう?
BGMは披露宴で流した曲を用意した。
トム・ウェイツががなり立てるあの曲。
ちょっと昔を思い出しながら、また一緒に聴くか!


では、これからシャワーを浴びにいってきます。


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11月。

20年前、あかねと僕は結婚して、
お互いの人生を、一本の道に束ねて歩くようになった。

その道は、時には石ころが転がってたり、時には川が横たわっていたり、
いつも歩きやすい道じゃなかったけれど、
一本の道を二つに分かつことは決してなかった。


でも、6年前、
あかねが明け方に倒れて、
それから半年を経ずして、
お別れすることになって、


道は二つに分かれてしまった。


ふたりの意志ではないのに、
違う道を歩かされることになって、
残念で、悔しくて、憤りを抑えきれなくて、


けれど、
もう一度、
道を一本に束ねたい。


僕が右に立ち、あかねが左に寄り添って・・・
僕らふたりの定位置です。

そしてまた、新しい一歩から始め直す。


そんな日が、いつか訪れることを、
そんな祈りを、
あらたにする。
今月はそんな月です。


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お知らせ
これまでにほんブログ村の「子宮がん」カテゴリに参加していましたが、思うところがあり、登録をはずさせていただきました。ご了承ください。
プロフィール

むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

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