11月。

20年前、あかねと僕は結婚して、
お互いの人生を、一本の道に束ねて歩くようになった。

その道は、時には石ころが転がってたり、時には川が横たわっていたり、
いつも歩きやすい道じゃなかったけれど、
一本の道を二つに分かつことは決してなかった。


でも、6年前、
あかねが明け方に倒れて、
それから半年を経ずして、
お別れすることになって、


道は二つに分かれてしまった。


ふたりの意志ではないのに、
違う道を歩かされることになって、
残念で、悔しくて、憤りを抑えきれなくて、


けれど、
もう一度、
道を一本に束ねたい。


僕が右に立ち、あかねが左に寄り添って・・・
僕らふたりの定位置です。

そしてまた、新しい一歩から始め直す。


そんな日が、いつか訪れることを、
そんな祈りを、
あらたにする。
今月はそんな月です。


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5年頑張った。

短くはない時間だと思います。

あかね、ちょっとだけくたびれたよ。



今夜の月はとても綺麗です。

上を向いて歩いてはいないけど、

でも、

空ばっか見て、

早くあそこに昇りたい・・・と想った日が何日あっただろう。


今夜も、そう想うけど、

やっぱり、昇れない。


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生きていくしかない。
どんなに虚しい一日でも、

一日は、一日。

近づいている
近づいている

あのひとのもとに、近づいているはず。


明日も、きっと目覚めるだろう。

生きているだろう。

本音を言えば、もういらないけれど、
どこのだれかは知らないけれど、

「生きろ」

と、背中を押す。


しょうがない。


さぁ、明日も、もう少しだけ、頑張ってみます。


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ただ、日々を積み重ねていくだけ。
「その日」を待つだけ。

耐えれそうな気もするし、
耐えきれないような気もする。

何も欲しくない。
何も得たいと思わない。


「その日」が来ることだけを、
望んで生きていくことが、
僕にできるのか、どうか、
わからないけど、

今は、
日々に、
身を任せること以外に、
できることはありません。


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明日は祥月命日。

あかねの母親の透析のスケジュールの都合で、墓参りには今日行ってきました。


まる5年になります。



生身の人間として生きていれば、日々いろいろなことが起こって、
苦しんだり、哀しんだり、切なかったり、
穏やかだったり、安らかだったり、
楽しかったり、嬉しかったり・・・

誰しもが多かれ少なかれ、
心を揺らしながら、彷徨いながら、おぼつかない足取りで、
それでも昨日から今日へ、今日から明日へ、
一日一日を積み重ねているんだろう・・・と思います。

そしてきっと、そんな誰かの人生には、
支えてくれる誰かや、背中を押してくれる誰かや、手をたずさえてくれる誰かがいるんだろう・・・と思います。


僕のこの5年間を支えてくれた誰か。

もちろん大勢のひとに支えられてきたと思っています。

両親たちや友人、そしてこのブログを閲覧してくださった方々、拍手を送ってくださった方々、コメントを寄せていただいた方々。
5年という節目に、このことをしっかりと胸に刻み込んでおきます。
ことに、このブログに訪れてくださった方々とはどなたとも直接お会いしたことはありませんが、ほんとうに「支えられた」と身に染みています。
見ず知らずの僕の文章に触れてくださり、お言葉を寄せてくださり、心から感謝しています。
自分の言葉を誰かが受け止めてくれているということに、どれだけ心が支えられたか・・・
ありがとうございました。



それから、もうひとり。


あかね。


「あなたにもう一度逢いたい」という願い。
「あなたにもう一度逢ってもらえる人間でいたい」という想い。

この気持ちが、僕を崩壊させることなく、今日の日まで生かしてくれたことに間違いはない。


朝僕が、あなたの遺影に、

「今日も頑張るわ」

と声を掛けた時の、

あなたの、

「がんばれー」

という声は、

決して僕の鼓膜を震わせてくれないけど、

この胸には、キッチリ届いてるよ。

ほんとうだ。



だから、僕は今も生きている。


昔からずっと、今日も、そしてこれからも、

あなたは僕を支えてくれる。


ほうぼうに言いふらしたい。

「オレは、いい奥さんもらった」


あかね、
これからもよろしくお願いします。


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お知らせ
これまでにほんブログ村の「子宮がん」カテゴリに参加していましたが、思うところがあり、登録をはずさせていただきました。ご了承ください。
プロフィール

むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

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