小さな旅_1

Category : 旅ログ

日付が変わったので昨日のことになりますが、ドライブに出かけました。

この自由な時期を使って、少しでも心が瑞々しくなることをしたいと思っています。
(なんせ、今は心がかなり干からびているので・・・)

あかねが亡くなって、仕事に復帰してから一昨日の最終出社日まで、ずーっと忙しい日々が続き、遠出はしていませんでした。
もっとも出掛ける気にもなれませんでした。

時間に縛られることのない今の状況が、気持ちを後押ししてくれたのだと思います。

そんなに遠出とは言えませんが、行き先は車で1時間程度の夕日の名所(日本の夕日100選のひとつ)にしました。

実は、3年ほど前にも、あかねと一緒に出かけた場所です。
季節も同じ冬でした。

でも、その時は目的が別にあったので夕日を見ることなく帰ってしまいました。
と言うか、その場所が夕日の名所であることも知らなかったのですが・・・。


目的地はひなびた港町です。

20120113_2.jpg

こじんまりとはしていますが、古い町並みが残っていて、ぷらぷらと散策しながら夕刻を待つことにしました。

そして、これまたこじんまりとした浜辺があり、波打ち際に出てみました。

20120113_1.jpg

ゴミに混じって貝殻が打ち上げられていて、なんとなくいくつか拾い集めました。
内海だからなのか、あまり珍しい貝殻はありませんでしたが、ガラス瓶にでも入れて部屋に飾るつもりです。

20120113_4.jpg



・・・という感じで、時間を潰して良い頃合になったので、僕は夕日がよく見えるであろうポイントに移動しました。
本当は徒歩で少し高台に上ったところに夕日観賞のベストポイントがあるようなのですが、今日はとても寒く、海からの風がキンキンに冷えていたので、観賞場所はすぐに車に避難できる港の駐車場にしました。

20120113_3.jpg

少し前まで、雲に隠れていましたが、半島の影に隠れる直前で顔を出してくれました。
海面にのびる光の道もはっきり見ることが出来ました。


確かにきれいだけど、独りで眺めるのことにはやっぱり寂しさも伴いました。
あかねがいたらもっと単純に夕日に見惚れることができるだろうな・・・。
などと思う一方で、
いやいや、あかねはむちゃくちゃ寒がりなので、きっと車の外から出ないだろう。
きっと、僕が車内に戻ったら「寒いから早く帰ろうよー」とか絶対言うだろうな。
などとすごくリアルな想像が浮かんだりもしました。
あかね、こういう自然観賞系はイマイチ興味薄だったもんな。
どっちかと言うと、テーマパークなんかの人工的な演出に心を躍らせる方だもんな。


今日は必要以上にあかねのことで感傷的にならずに過ごせた気がします。

決してあかねを忘れるわけじゃない。
むしろ、僕の中に生きているあかねをもっともっと生かし続けるために、あかねのことを思い出して、今日みたいに想像して、

「あかねはいつもそばにいる」

という感覚を強くしていければと思います。

あかねは明るかった。屈託がなかった。朗らかだった。
そんなあかねがそばにいてくれれば、たとえ目には見えなくても、僕は落ち込んでばかりいられるはずがありません。


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コメント:

No title

涙が出ますよ。夕日、あかねさんも横に並んで眺められたでしょうね。
むらさきさん、区切りをつけられたんですね。もうだいぶ前から決断されてたんですか?勇気が要りますよね。すごいと想います!またこれからの再スタートを応援しています。

私も昨日一人海を眺めに行っていました。(会社の昼休みに)寒かったですね!私も車から眺めていました。釣り人がいたり、砂浜を散歩する人がいたり・・。じ~~と眺めて涙が込み上げて。大きく深呼吸して。私もむらさきさんと同じような事想ってました。寂しさは一生消えないだろうけど、ずっと落ち込んでばかりもいられない。だから、私は私なりの人生を考えて、出来るだけ楽しい人生を、そして夫に逢える日を楽しみに生きて行かなくてはと。ずっと夫は私の側に居るはずだから、見えなくてもここに居るって想えると少し楽になります。ずっとそう想って生きます。

今日もすごく寒いです。むらさきさん、風邪を引きませんように。

Re: No title

畑さんへ

コメントありがとうございます。

寒い日が続きます。
海に行った日も、とても寒くてあかねは「寒い!寒い!」と僕に訴えていたかもしれません。
暖かくなったら、もっといろんなところにあかねを連れて行きたいと思います。

退職(というよりこの先の暮らし方)のことについては、ずいぶん前から考えていて11月の頭に会社に申し出ました。
実はこのブログにも、その日のことを自分にだけ解るように記しています。

今回ことについては、周囲のひとに迷惑や心配もかけました。
でも、「あのとき決断してよかったな」と周囲の人に思ってもらえるように、もちろん僕自身もそう思えるようにしていきたいと思います。
(しばらくはゆっくりしますけどね・・・。)
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これまでにほんブログ村の「子宮がん」カテゴリに参加していましたが、思うところがあり、登録をはずさせていただきました。ご了承ください。
プロフィール

むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

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