結婚記念日

Category : 吐息とも吐かないつぶやき

明日11月24日はあかねと僕の結婚記念日です。

昨年は入院先の病院からあかねが僕宛に、以前このブログでもアップしたカードを送ってくれました。

明日は仕事で遅くなることが予想されるので、休日の今日、僕なりにあかねへ感謝の気持ちを伝えるために
結婚記念日を一日前倒しで祝いました。

とは言え、もともとこうしたアニバーサリー的な行事を不得意分野にしている僕のことですので、気が利いたことはできません。

近所の地元では名の通ったカフェのケーキを買い、紅茶を淹れて仏壇に供えました。



そして、あかねと僕の披露宴でBGMにした曲を流して、
あかねはケーキと紅茶、僕は風呂上りのビールで乾杯しました。

ちなみに披露宴のBGMはあかねと僕で選曲しました。
何曲か選びましたが、明確に覚えているのは・・・

Tom Waits - Lucky day
The Stone Roses - Ten Storey Love Song

の2曲です。

決してポピュラーではない曲だったので、出席していた方々には何の曲だかさっぱりわからなかったと思います。
でも僕たち二人にとっては思い入れを込めた選曲であり、二人だけで満足感に浸りました。

まだ思い出すことはあります。

あかねが描いた、披露宴の料理のお品書きです。

以前も披露宴のお品書きをあかねが描いたことはこのブログで書いたことありますが、
今回の記事を書くにあたって、現物が残ってないかと押入れの中を探してみました。

ありました。

おしながき

もっとしっかり描き込んだ印象がありましたが、今見たら案外さらっと描いた感じです。
でも、式場の方にも好評でした。


そんな披露宴を翌日に控えた15年前の二人は、15年後の今日を微塵も想像していなかったはずです。
15年後、二人の部屋にひとり残された僕は、それでもあかねに喜んでもらいたい気持ちで結婚記念日の儀式をしたつもりです。
あかねはきっと見てくれていると思います。
ケーキも食べて、猫舌なのでゆっくりと紅茶をすすったと思います。
流した曲を聴いて、微笑んでいると思います。

あかね、来年以降もずっと続けるからな。


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コメント:

No title

涙がいっぱい出ました。素敵な素敵なあかねさん。
手作りのお品書き!とてもとても素敵です。とてもセンスのあるあかねさんですね。感動しました。大切にして下さい。
私達の結婚生活は14年でした。

少し前にほんと久々に結婚式のビデオを観ました。勇気を出して(夫に逢いたくて)

泣けるし笑えるし、たまらなかったです。

あ~~~戻りたい。最高に幸せそうな私達の姿。

同じく、この日こんな日がこんなに早く来るとは・・想うはずもなく。
倒れる数週間前に私が「短くても私達はあと30年くらいは一緒にいるんだろうね~~」って話をしました。苦笑いの夫でした。「おばあちゃんの君を想像したら・・わらえる~」って言っていました。

後30年・・私には要らないな~って今は想います。
子供がしっかり社会に羽ばたき、素敵なパートナー見つけて幸せになってくれたら、もうそこで私は夫の側に行きたいナ。

Re: No title

畑さん

いつもコメントありがとうございます。

僕にとっても、(一般的な寿命を基準に考えて)残された人生の長さは本当にうんざりするほど「長い」です。

80歳まで生きるとしたら、僕は36、7年間の時間を塗りつぶしていかなければあかねのそばに逝けません。

あかねが亡くなってから新聞の「お悔やみ欄」に目を落とすことが多くなりました。
このご時世100歳を越えての大往生はけっして珍しくありません。

「俺にはそんな長い人生いらないよ・・・。」

と思います。

あかねは僕に長生きして欲しいのか、それとも早くこっちに来て欲しい、と思っているのか・・・。
善人を自認する人たちは100%前者だ、と言うと思いますが、僕の素直な気持ちとしては、やっぱり

「今すぐにあかねに逢いたい」

です。

これは隠そうとしても隠しようのない正直な気持ちです。

でも僕はやはり僕と同じように取り残されたあかねの両親や僕の両親を追い越していくことは、正しくないと思います。
僕は畑さんとはちがい、子供がいないのでその分身軽ではありますが、果たすべき責任は果たして胸を張ってあかねのところに逝きたいと思います。

順番どおり、あかねと僕の両親をあかねのもとに送り出した後、最後にあかねのいるところに向けて出発したいと思います。

そしたら、再会したあかねは僕に

「お疲れー」

と、生前と変わらない声をかけてくれると思います。

むらさきせいじさんこんにちは。
せいじさんの奥さまは本当に器用な方だったんですね。
たくさんの夢や希望を胸にキラキラ眩しいほどですね。
胸がつまります。
愛する人の死を何度頭で理解したつもりでも、時が過ぎるとこれが現実なんだと嫌と言うほど思い知らされます。
子供がいたら少しでも心強いのかもしれない…
素直に自分が出せる・愛情を注げる何かがあれば…。
今は毎日ぼ〜っと過ごしてます。
あのときから時間は止まったまま…。
何か仕事でもしなきゃと思いますが、2人じゃなきゃパワーが出ませんね。
主人が好きだったタバコが・タンスやベッドサイド・いたるところに置いてあります。
主人の歯ブラシもそのまま。
もう帰って来ないけど、まだまだ捨てられそうにありません。
主人は甘えたの私の事を『お姫さまじゃなくておしめさま』といつも笑って言いました。
私が独りぼっちが一番苦手だって何より理解していたし。
きっと心配しているだろうなと思います。
ちょっとでも近くにいたくて帰ってきた主人につきまとい、あげくの果ては立ってる足の上に乗る…。
駐車場からマンションまででも手をつないで歩く。
いつもいつも一緒。
語り尽くせないほどの日常の幸せをくれた。ありがとう。
彼を忘れるのじゃなく、力強く前に進むこと。
それしか彼にしてあげられないんだなぁと思うのですが。
今朝は夢の中で彼がいなくて、何とも言えない気持ちになって…不安と焦りで目を覚ましました。
そのままを受け入れよう。
いつか会えた時に、たくさんのお土産話をしよう。
だから、安心していてほしい。
そう思って今日も1日過ごしていきます。

pinocoさんこんばんわ

pinocoさんこんばんわ

コメントありがとうございます。

お返しが遅くなりました。

多くの業界がそうであるように、僕が働く業界も年末の繁忙期に突入しています。
帰宅が遅くなり、PCを立ち上げるのも久しぶりです。


とても優しい旦那さんだったことがとてもよく伝わってくるコメントでした。

僕は僕が愛する人から受け取った優しさや思いやり、幸福感を噛み締めるたび、それと同じくらい他者に優しくありたいという想いが自然と強くなりました。

でも実際は、おもに仕事上のことですが、イラついたり、相手をおとしめる言葉を吐いてみたり・・・と、自分の器の小ささにがっかりする日々です。
 
けれど、自分の愚かさに気付くようになっただけでも、少しは「まし」になったのかも知れません。

優しい人は、やっぱり人として大きい人なのだと思います。
他人を許せて、他人を信じて、無償の愛情を捧げる力がある人なんだろう、と思います。

そして、その力がpinocoさんの旦那さんにはあったのではないかと思いました。

そんな旦那さんと一緒に過ごしたpinocoさんは、「わたしはとても幸せ者」と自慢しまくってやればいいと思います。
僕もことあるごとにあかねのことを自慢し、そんなあかねと夫婦でいられたことを自慢しています。

今年もあと一ヶ月足らずとなりました。
本当に冬の訪れを実感する日が多くなり、僕も先週末から風邪をひいてしまいました。
pinocoさんもご自愛ください。

ブログの更新もできていないのに、こんなお願いをするのはおかしいのですが、よろしかったらまた立ち寄ってみてください。
できるだけ、頑張って更新していきます。


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これまでにほんブログ村の「子宮がん」カテゴリに参加していましたが、思うところがあり、登録をはずさせていただきました。ご了承ください。
プロフィール

むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

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