秋に向けて

Category : 吐息とも吐かないつぶやき

彼岸です。

朝起きてから(といっても10時過ぎ)、洗濯とワイシャツのアイロンがけ、ごくごく簡単な掃除をして昼過ぎにお義母さんに、

「今日、墓参りは?」

とメールでたずねました。
数分後返答があり、彼岸の入りの前日だったけど、先週の月命日に行ったので今日は行かないとのこと。
でも、僕はやっぱり墓の前に佇みたいと思い、出かけることにしました。

墓参りアイテム一式をバッグに詰め、途中花とお供えにしようと思い、地元では有名な洋菓子屋のシュークリームとあかねが好きだった○ターバッ○スのコーヒーを買って、墓地へと向かいました。

墓参りの人は多いかな?
と思っていましたが、僕が墓地に着いたときは誰もいなくて、風の音と秋らしい虫の鳴き声が聞こえるだけで静かなものでした。

僕は墓石の前に立ち、ちょっと驚いて周りのお墓をぐるっと見まわし、またあかねが眠る墓石に目をやりました。

明らかに、この周りのお墓に比べて、供えられている花の量が圧倒的でした。

そして、供えられている花はまだ新鮮さを保っていて、瑞々しく綺麗でした。

20110923

僕は、ここに来る前に花屋で「もう少したくさん買った方がいいかな?」
と思ったのですが、控えめにしておいてよかったです。
自分が用意した花を差し込むのに苦労するくらい、花立にはぎゅうぎゅうに花の茎がひしめいていました。

あかねの両親は今日来ていないはずだから、誰かがお参りに来てくれたのだと思います。

また、あかねの友人たちかな?
いや、誰であろうとあかねのことを偲びにわざわざ足を運んでくれている人がいることは、うれしいことです。

僕の妻が眠る墓がいっぱいの花で華やいでること。
僕の妻がこんなにたくさんの花を手向けられる人であったこと。
僕は、少し誇らしい気持ちにもなりました。



ここ数日、急に空気がさわやかになってきました。

季節が変わろうとしています。

春にあかねとこの世でのお別れをしてから、夏を経て、そして秋が始まろうとしています。

もう少し季節が深まると、いやでも思い出してしまうだろうと思います。
あかねが倒れた日のことを。

それを考えると今から気持ちが憂いていきます。

それでなくても切ない季節の到来に僕は少し身構えています。

「これから、ひとりで過ごす夜がいちばんキツイ季節になるな・・・。」

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むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

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