月命日(50箇月目)・・・お墓と実家と実家、たまに図書館

Category : 吐息とも吐かないつぶやき

50箇月目。
区切りの墓参りは、月命日に2日遅れで、ひとりでの墓参りでした。

あかね両親が、2日前に訪れているので、
まだ枯れていない花が供えられていて、
草抜きもしていったのか、墓周りにはわずかな雑草が生えているだけでした。

わずかではありますが、やはり気になるので、先月同様草抜き鎌を取り出して雑草を抜き、
花立の水を替え、あかねの両親が供えた花に今日僕が持参した花を一緒に束ねて、再び花立に戻して、
ろうそくを灯して、線香をあげて・・・

そして、今日も我慢強く、あかねが墓石の後から顔を覗かせてくれることを期待しながら、
「じっ」と待ちましたが、やっぱりあかねは現れてはくれませんでした。

イメージだけははっきりと出来上がってるんだけどな・・・
墓石の後から得意気に顔を覗かせるあかねの表情も、頭の中でくっきりと像を結んでいるんだけどな・・・


墓参りのあとは、「父の日」の贈り物を届けにあかねの実家へ。

先月もあかねの両親と墓参りをともにできず、ひとりでの墓参りのあと実家に寄ったのですが、あいにく両親は留守にしていて会えませんでした。

あかねが亡くなってから、あかねの両親と2箇月間も会わなかったのは初めてです。

今回はしっかりアポを入れていたので、昼食を用意して待っていてくれました。
大葉とチーズを鯵で巻いたフライ、茄子といんげんとグリーンピースの煮物、みょうがを薬味にした冷奴。
お義母さんのごはんは、昔っからほんとうに美味い!

そのお義母さんが、
先月の「母の日」、今日の「父の日」の贈り物に、
「時々来てくれるだけで充分だから、来年からは気を使わないでいいよ」
と言うので、
「あぁ・・・うん」
と適当に返事をしましたが、

(きっと来年以降も続けるよ・・・)

と内心では思っていました。

理由はいたってシンプルで、

(だって、あかねが生きていたら、ずっと母の日と父の日に、自分の気持ちを贈り物に変えて届けていたはず)

と思うからです。


今日はそんな休日でしたが、実は明日も休みを獲っているので、
明日は自分の親の様子を見に、実家に行くつもりです。

僕の両親とあかねの両親は、まったくの同世代。
(両方同い年の夫婦で、あかねの両親のほうがひとつだけ歳上だったかな?)

4人ともが歳相応の「老い」を漂わせていて、それは4年前から加速した・・・と感じるのは僕の気のせいだろうか?
身体的にもそれぞれが何かしらの問題を抱えています。
ですからやはり気になるし、月に一度は会うようにはしています。



思えばここ数箇月の僕の休日は、
出掛けるといえば、
墓参りか、あかねの実家か、僕の実家で、
ごくたまに近所の県立図書館にふらっと自転車で出掛ける程度です。

それ以外は、掃除や洗濯などの家事をしたら、近所のスーパーで買い物を済ませて、あとはただただ部屋に引きこもって過ごすだけ。

観光とかレジャー目的な外出は皆無です。
最後にそんな外出をしたのはいつだったか?
記憶を遡ってみましたが、去年の初秋に県北にあるコスモスの群生地を見に行ったのが最後だったかな?

もちろん、ひとりぼっちで出掛けても、
あかねの不在を思い知るだけ・・・
という理由がいちばんなのですが、
僕自身も歳をとって、何をするにも億劫になってきているのかもしれません。

「そりゃあ、この年代で独り身になったら枯れるのも早いよな」

と自虐的なことを思ったりもしますが、

「これが自分の運命で、自分の人生」

だと、妙に受け入れている自分も片方で存在しています。


粛々と日々を重ねて、静かに「その日」が訪れるのを待つ。


「その日」とは、
僕が永遠に目を瞑ることができる日。
待ちわびたひとに再び逢える日。

その日まで、
この世の穢れにうんざりしたり、落胆したり、失望しながらも、
あかねに寄せる気持ちだけは絶やすことなく抱きしめて、
できるだけ静謐な暮らしをしていく。
これから先の僕の人生は、きっとそんな日々だろうし、

そうありたい

と思っています。


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6月26日に秘信をくださった方へ

コメントありがとうございました。

道は永い。
想像ができないほど永い。

でも、永い永い旅を終えた先に、
たったひとことを、
あのひとに、
どうしても伝えたい。

「ありがとう」

何があっても、、叶えたいことです。

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8月8日に秘信をくださった方へ

8月8日に秘信をくださった方へ

コメントありがとうございました。

2件の記事についてコメントいただきましたが、まとめてお返事させていただきます。
不精をお許しください。


僕があかねと暮らした部屋から、今の部屋に引っ越したのは45歳の時でした。

あかねを亡くして丸2年が経っていました。

それまでの2年間は、退職、転職、引越し・・・と目まぐるしい日々を過ごしました。

4年前に何もかもが変わってしまって、先の道が何も見えなくなってしまって、
目の前の道が見えなくても、自らを大きな「変化」の渦中に置くことで、盲目的に、時間を後へ後ろへと追いやっていました。

そしてそれからの2年間、
激変の時期を過ぎ、何もかもが変わってしまったこの世界が「日常」になって、
何も見えなかった目の前の道が少しずつ見えてきて、
その長さにうんざりして、ほんとうにうんざりして、
道のりの長さだけではなく、
なんとか前に歩いている道中で、目や耳に入ってくる、あるいは自分自身が直面するこの世界の卑しさ、あさましさに気が滅入って、

早く!早く!

辿り着きたい!


気ばかりがはやって、現実の時の流れとのギャップに疲れている・・・
今の僕はそんな感じでしょうか?


今の僕にも何かしらの「変化」が必要なのかもしれません。

以前のような、自分を追い込んで駆り立てるような変化でなくて、もっとささやかでもいい。
今の閉塞感に裂け目を入れることのできる、「変化」が必要な気がしています。
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お知らせ
これまでにほんブログ村の「子宮がん」カテゴリに参加していましたが、思うところがあり、登録をはずさせていただきました。ご了承ください。
プロフィール

むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

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