夢の欠片

Category : 吐息とも吐かないつぶやき

僕は普段、眠っている時の夢の内容はほぼ覚えていません。

ひるがえって、
あかねは自分の見た夢の内容をよく覚えていたようで、
見た夢の話を、しばしば僕に聞かせてくれました。

「オレは、ちっとも夢なんて覚えてないけど・・・」

「それは、反芻しないからよぉ」

そんな会話をした覚えがあります。



今朝、覚醒前の僕は、ある夢を見ました。

いつものとおり前後の脈絡はまったく覚えていません。

でも、たった一場面、
焼き付けられたかのように、目が醒めた後も覚えていたシーンがありました。



どこの誰かもわかりませんが、
あるひとが、
僕に、

「ひとつだけ願いを叶えてあげる」

と言います。


僕は、答えます。



「あかねに逢わせてくれ!」



その望みに対して、「願いを叶えてあげる」と寛容に語りかけてくれたひとは、

「いや、ちょっとそれは・・・(無理)」

みたいな、がっかりなことを口ごもります。


「でも、オレにはそれ以外、叶えてほしいことはないっ!」


と、僕は訴えます。


・・・ここから先の記憶はありません。


所詮、夢の中の出来事です。

でも僕にとっては、
僕が、
心の底から、あかねに逢いたがっていることを、
確かめられたようで、

少し、ほんの少しですが、
良い夢だったと思います。


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コメント:

ご無沙汰してます。
私は結構夢を覚えています。
そして常日頃から妻にまた逢いたいと思っているせいか夢でたまに再開できることがあります。
ただし、その時の目覚めは最悪で、「あぁぁ、夢だったんだ…」となります。
と考えるならば、私が生きているうちは妻と再開しないほうが精神的ダメージは少ないのかもしれないと思ったりして、逆にモヤモヤします。

Re: タイトルなし

さはらさん

コメントありがとうございます。

あかねを喪ってもうすぐ丸4年になります。

最近では、あかねと暮らしていたこと自体が「夢」だったかのように想われる時さえあります。

“普通の幸せを手にしていた頃があったんだ”

という過去の事実が遠ざかってゆくことを実感します。


いつものことですが、あらゆる命が力強さを増すこの季節に、
僕はじわじわと精気を抜かれていきます。

4年もがんばったんだからもういいだろう。

終わりにしたい・・・。

周りの景色が眩しすぎて、そんな投げやりな気持ちになることもあります。

でも、
終わりにすることなんて、まだまだできないことも一方ではわかっています。

こんな「揺らぎ」とともに生きていくことが、僕の残りの人生なんだろうなー。
と思っています。


なんだか、いただいたコメントにはあまり関係が無いし、気持ちのカケラを拾って言葉にしただけの返信になってしまいました。
すみません。

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プロフィール

むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

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