月命日(40箇月目)・・・願い、新た。

Category : 吐息とも吐かないつぶやき

義母の通院の都合で、墓参りには昨日行って来ました。

40回目の月命日です。

10回目も20回目も、30回目でも、特に振り返ることはありませんでしたが、

「そうか、40回か…」

と、今回初めてその回数を意識しました。

40回といえば四季も三回以上巡っていることになります。
経た時間をを振り返ってもおかしくはない時期なのかもしれません。

ここまで、
長かった、とか、
あっという間だった、とか、
今は特に想うことはありません。

泣いたり、悩んだり、悔いたり、嘆いたり、憤ったり、虚しさにため息をついたり、
ときには、
あかねの遺影に向けて静かに語りけたりしているうちに、
過ぎ去った時間が40箇月だったという事実を、確認しているだけです。

そしてこれからも、
これまでと同じような「質」の時間を、
積み重ねていくのだろうと思います。

なんだか投げやりになっているように読みとれるかもしれませんが、
そうではありません。

望みは、あります。
いえ、
「願い」
と言った方がいいかもしれません。


僕は、
今の、この、静かな暮らしが続くことを願っています。
哀しみや嘆きを抱えながらも、あかねへの愛情を絶やすことのない静謐な日々を守りたい、と望んでいます。


仕事をして、ごくごくささやかでも社会的な役割を果たしながら、
うちに帰って、自分で夕食の支度をして、
下ごしらえができたら、シャワーを浴びて、
あかねに新しい飲み物と、お菓子を供えて、
自分にもビールを注いで、
「おつかれー」と一言あかねに声を掛けて、
どーでもいい話をあかねに聞かせながら、
蝋燭の灯が消えるまでの間に、ビールを2缶ほど空けたら、
夕食の仕上げをして、
出来が良かったら、
「すげーうまい!」
と嬉々としながらあかねに報告して、
「今度作ってやるからっ!」
と、実現できるかどうかわからない約束を果たせることを信じながら、
時に押し寄せる哀しみに、あかねへの愛情を新たにして、
ベランダで、あかねがそうしていたように花やハーブを育てて、その成長に悦に入りながら、
1箇月に一度は、僕の両親とあかねの両親に逢って、
いつの日か、4人を見送って・・・

そして、4人目を見送った次の日に、
あかねが、
僕を、
なんの哀しみも、痛みも、苦しみも、悩みもない世界から迎えに来てくれる・・・。


このブログで、何度か書いたストーリーかもしれませんが、
こんな生涯が送れたら、
これ以上、望むことはありません。
僕の人生は、
哀しくて絶望もしたけれど、
最後の最後に報われた人生だった・・・
と満ち足りながら目を閉じることができます。

僕の人生で最高の時は、死ぬ時に訪れるのかもしれません。


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Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

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