ひとりぼっちの影

Category : 吐息とも吐かないつぶやき

夕方、夕飯の材料でたりないものがあるのに気づき、近くのスーパーまで歩いていくことにしました。
途中、ほんとに何となくですが、傾ききった太陽の光で長く伸びている自分の影を携帯で撮影しました。

一人で交差点に佇むその影は、細々としていて、夕方の弱い陽射しのせいかぼんやりと淡い影です。




家に戻ってから、同じように影を映した写真があることを思い出しました。
パソコンを立ち上げて確認してみると、それはちょうど10年前に撮影されていました。

撮影したのは僕の実家です。
お盆に墓参りのためにあかねと実家を訪れた時の写真です。



夏の真昼の陽射しを受けて、30歳代前半だった二人の影は濃く、コンクリートにくっきりと輪郭を描いています。

この頃、二人の未来とはほぼ永遠を意味していました。
きっと、この先何十年先も二人で暮らしているだろう・・・。
いえ、そんな自問自答をする発想すらありませんでした。

僕の未来は常にあかねとともにある。
それが、何の疑問の余地もない当たり前の未来でした。

それが、たった10年で違うものになってしまいました。

ぼくは、自分の夕食のためにスーパーに一人で買い物に行く40歳代の男になっています。
そして当たり前だと思っていた未来を見失い、これから先の数十年をまったく想像できずにいます。

この先、どういう日々を重ねていくのだろう・・・?。

本当に想像がつきません。

明日は18日。
月命日は19日ですが、19日はウィークデイのため仕事なので、明日墓参りに行きます。

あかね、明日会いに行くからな。

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むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

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