月命日(29箇月目)・・・十五夜に想うこと。

Category : 吐息とも吐かないつぶやき

今日木曜日は義母の透析日のため、
昨日、一日前倒しで、月命日の墓参りに行きました。

雲ひとつなく陽射しは強かったものの、空気は乾いていて、空気全体が先月とは入れ替わったようでした。

僕が、時間の流れの遅さにどれだけ焦燥感をつのらせても、
地球が自転の速度を3倍にしてくれるわけではありません。

でも、確実に時は進んでくれています。
来月はもっと心地の良い季節になってくれていると思います。


時は、ゆっくりとだけれど確かに刻まれている。
その証拠に、カレンダーを見るとあれから2年半近くが経ちました。

でも、あかねの面影は遠ざからない。

おどけた笑顔。
安らかにまどろむ寝顔。
お菓子を作っている時の真剣な顔。
涙と鼻水をふき取るために大量にティッシュを消費しながら、ジブリを観ている時の泣き顔と、
照れ隠しのように笑う顔。
そして、
黄色い胃液を吐くときの苦痛にゆがむ顔。

どれもが鮮明で、僕の瞼の裏っ側にあります。

この面影を焼き付けたまま、僕は肉体を土に還し、魂を天に舞い上げたい。


あかねの、楽しい時の顔も辛い時の顔も、
“あかねに逢いたい”
という気持ちをずっと燃やし続けてくれると思います。

時間は早く過ぎ去ってほしいけど、
その速度に振り切られて、
あかねの記憶をすり減らさないように、
この世に置いてきぼりにしないように、

これからも、
何十年生きたとしても、
たとえそれが痛みを伴うものだとしても、

絶対に忘れない。


随分前に、あかねは太陽で僕は月・・・という内容の記事を書きました。
今日は十五夜。
丸い月を独りで眺めながら、月は月なりに、そんな決意をあらたにしました。


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コメント:

せいじさん、こんにちは。ご無沙汰しております。
せいじさんは、今、身近な人を思い遣って心を痛めているんですね。伴侶を失ったからこそ、人が苦境に立ったのを見て何とか力になりたいと思う気持ち、でもそれが叶わないかもしれない無力感、私も理解できます。
私は今、妻の存在が自分にとっていかに大きな存在だったかを痛感し、呆然とただ無為の日々を過ごしています。自分の身の回りのことすら満足にできていません。こんなんじゃダメだと思いつつも。
せいじさんのように、残りの人生を密かに、でも確実に歩んで行こうという心境に至るには、まだまだ時間がかかりそうです。
せいじさんが現在抱えている問題が、少しでも良い方向に向かうよう願っております。

Re: タイトルなし

マボさん

コメントありがとうございます。

僕は、残念ながらまだまだ心を確かにもって日々を送れているわけではありません。
僕は自惚れていました。

「なんとかやっていこう」

と思えた時もありましたし、いまでもそうありたいと思っています。
でも、中途半端でした。

なにがスィッチを入れたのかわかりませんが、
ここ2、3箇月、ずっと彷徨っている気がします。
視線が下がっています。

この頃のこのブログの記事も、なんだか自分自身の想いがうまく表現できなくて、
自分の心を素直に反映できているのか、
自信ありません。

そんな感じだから、
書き終えても、
「整理がついた」
気がしません。

大切なひとを喪ったことに対して、
単純に心が決着するわけはありませんでした。

今、僕は自分で自分が良くわからなくて、
ちょっと迷っています。

せっかくお気遣いをいただくコメントをいただきながら、
こんな返信ですみません。

今は耐える時期なのかもしれません。
というか、耐えることしか今の僕にはできません。

>大切なひとを喪ったことに対して、
>単純に心が決着するわけはありませんでした。

本当にそのとおりですね。
私も、妻が亡くなって3カ月くらいの頃、何だか前向きに生きていけそうな心境の時期がありましたが、それは全くの錯覚でした。
せいじさんや他の死別者のブログ、コメントを見ていると、これからもずっとさまよい続けることになるんだろうなと思います。
妻が亡くなる少し前、冗談で、どうせ君は2ヶ月くらいで私の事なんか忘れちゃうよ、と言っていました。今、全くそんな事はない、絶対に忘れない、強く思い続けていくという事を伝えたいと、心の底から思います。

Re: タイトルなし

マボさん

コメントありがとうございます。

>今、全くそんな事はない、絶対に忘れない、強く思い続けていくという事を伝えたいと、心の底から思います。

絶対、伝えましょう。

届く、

と思います。
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これまでにほんブログ村の「子宮がん」カテゴリに参加していましたが、思うところがあり、登録をはずさせていただきました。ご了承ください。
プロフィール

むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

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