月命日(23箇月目)・・・新しいふたりの暮らし

Category : 吐息とも吐かないつぶやき

昨日、一日前倒しで月命日の墓参りに行きました。
今回は義母も一緒でしたが、不運にも雨。

先月も雨でした。

天の住人になったあかねにも、さすがに天候までは操れないようです。

墓地に向かう途中で買った洋菓子も墓前に供えることができず、帰宅してから仏壇に供えました。

来月はきっと天気に恵まれますように。


このブログのどこかでどんなふうに書いたか、詳しくは覚えていませんが、今僕は引越しを予定しています。
いちばんの理由は転職後激減した収入とのバランスをとるためですが、
他にも理由があって、現在の住まいよりも僕の実家へのアクセスがいい場所に移るためです。
これは以前はっきりと書いた覚えがありますが、父親がある病気を患っており、何かの際に実家との行き来をし易くすることも目的でした。

予算と場所を両立した物件をこの2箇月あまり探し回り、先日「ここなら・・・」と思える物件を探し当て決めました。
ほんとうはもう少し実家寄りのエリアを考えていたのですが、予算的に見合う物件がなく、少し場所をずらした町で見つけました。
今よりは実家への移動距離も短くなりますので、100%とは言えませんがそれなりに目的に沿った引越し先になりました。

今までご近所と言っても良かったほど近かったあかねの実家やあかねのお墓からは遠くなりましたが、通うのに苦になるほど離れたわけではありません。
これまでどおり月に一度は義父・義母に逢って三人であかねの墓参りをすることになんの変わりもありません。


ところで、引越しすることで「ある場所」がとても近くなりました。

それは、あかねと僕が結婚して初めて二人で住んだ部屋です。

車だと信号に一度引っかかっても5分くらいの距離です。
新築で入居したその部屋は、時を経た今も小奇麗な佇まいで、誰とは知らない家族の一室として存在していました。

今から16年ほど前、二人の道のりをスタートさせたその場所の近くで、僕は新しい生活を始めます。

上の一行・・・最初は「僕は今度はたった独りで新しい生活を・・・」と書いて書き直しました。

いやいや「独り」じゃない。
“I'll move”ではなく“We'll move”です。

16年前とはふたりの立ち位置は少し変わったかもしれないけど、またやり直そう。
ふたりの暮らしを始めた場所のそのすぐ近くで、ふたりでまた出発しよう。

そんな気分です。

以前住んでいた時も不便な場所ではありませんでしたが、時を経てさらに住みやすそうな町になっていました。
引っ越して落ち着いたら、ふたりでぶらぶら散歩して、昔住んだ部屋を眺めて「懐かしいな」なんて話をあかねとしたいと思います。

引越しは来月下旬頃になる予定です。
「そうならなければいいけど・・・」と考えていた予感が的中し、
三回忌の直後くらいになりそうです。
かなりドタバタの時期に三回忌を執り行うことになりそうです。

いや、ふたりの新しい日々を積み重ね始めるタイミングとしてはかえっていいのかもしれません。


にほんブログ村 家族ブログ 死別へ
にほんブログ村
関連記事

スポンサーリンク

コメント:

No title

せいじさん、こんにちは。

お父様の御病気のため、引っ越しされるとのこと。私の父親は、昨年、心臓バイパス手術を受けました。幸い、おおむね快方に向かっております。ただ、母親がちょっと認知症というか、精神的にちょっとおかしいと疑われる兆候があります。妻を亡くしたばかりというのに、きついです・・・

せいじさんと奥様の結婚生活の始まりの地に引っ越されるというのは、懐かしくもあり、何となく新鮮でもありますね。私は、集合住宅を購入してしまっており、また、妻の遺品がかなりの量なので、当面は妻とともに10年間を過ごしたこの自宅で暮らすつもりです。
でも、少し気持ちに余裕ができたら、せいじさんと同じように、結婚生活をスタートさせた思い出の地も訪ねてみたくなりました。涙無しには回れそうにありませんが。

Re: No title

マボさん

コメントありがとうございます。
今日、賃貸契約書を不動産屋へ提出してきました。

不動産屋との約束の時間まで、少し時間があったので近くの大型スーパーに寄って時間を潰しました。
そこは新婚当時あかねとよく買い物に行ったスーパーです。
あかねが旅立った春の陽の光と、十数年前によく見た風景とが重なって・・・
うまく言えませんが、やはり切なくなりました。

こんな気持ちは、なかなか上手に言葉にできないし、誰かに理解して欲しいというわけでもありませんが、一方で閉鎖された胸の内から解き放ちたい、という欲求もあります。
できる限り、自分の素直な気持ちを吐き出したい。
あかねのことを想う気持ちをいつまでも眩くさせていたい。

僕がブログを書く動機はそんなところにあります。
非公開コメント

お知らせ
これまでにほんブログ村の「子宮がん」カテゴリに参加していましたが、思うところがあり、登録をはずさせていただきました。ご了承ください。
プロフィール

むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

むらさきあかねのブログ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
counter
最新記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
カテゴリ
最新トラックバック
リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR