時々思います。

“うち(自宅)”って何だろう?

今僕が住んでいる部屋からあかねが姿を消してから、時々そんなことを「ふっ」と思うことがあります。


僕は中学卒業と同時に実家を出ました。

その後ほんの一時期実家に身を寄せたことはありましたが、基本的に16歳から実家を「自宅」と意識したことはありません。。

独身の一人暮らし時代、1Kの部屋に住んでいましたが、やはり「自宅」という感覚はありませんでした。


あかねと二人で暮らし始めてからです。
「ここが僕の“うち”だ」と実感し始めたのは。

両親以外の家族を持ったその瞬間から、その家族と暮らす場所が“僕のうち(HOME)”になったような気がします。

心を許せて、同じ調子で歩いてくれる人が待ってくれている場所。
良いことがあればふたりで分かち合い、悲しいことがあればふたりでいたわり合う、そんな大切な存在と共有する場所。
たとえ打ちのめされたりしても、そこに帰れば、「この人が居てくれさえすればいい」と思える人に会える場所。

それが“うち(HOME)”なんだろうな、と思います。


だから今、僕はHOMEを失った感覚に支配されています。
この部屋は、食事をしたり睡眠をとるだけのただの物理的な空間に陥っています。

どこに居ても、部屋の中に居ても、地に足が着かず、常にフワフワと漂っているようで落ち着きません。

これから先、世界中を探し回っても、もう「自分のHOME」だと心から思える場所は見つからないような、そんな気がしています。


にほんブログ村 家族ブログ 死別へ
にほんブログ村
関連記事

スポンサーリンク

コメント:

非公開コメント

お知らせ
これまでにほんブログ村の「子宮がん」カテゴリに参加していましたが、思うところがあり、登録をはずさせていただきました。ご了承ください。
プロフィール

むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

むらさきあかねのブログ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
counter
最新記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
カテゴリ
最新トラックバック
リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR