「現実」と「夢」と

Category : 吐息とも吐かないつぶやき

散々、いつかあかねと再会するだの、いつかあかねが迎えに来るだの、と書いてきました。

白状すると、あかねが生きている頃はそんな非現実的なことなど一切信じてこなかったのは僕自身です。

でも、あかねを亡くしてからの僕は、そんな夢物語にすがっています。


あかねはもういない、という重くて揺るぎない「現実」と
いつかあかねに再会する、というやみくもな「夢」と

双方の間を、あっちに行ったり、こっちに来たり、
毎日のように揺れています。

あまりにも重くて、どう自分をだまそうとしてみても変わることのない「現実」。

心のバランスをとるためには、「夢」を見ることしか方法がありません。


「逃避」なのかもしれません。


でも、少なくとも、今は、
「現実」を受け入れるには「夢」を描くしかありません。


明日も明後日も、何十年後も、死ぬ瞬間も、「夢」が立ち消えることはない、という気がします。



<生前のあかねの写真をトレースして描いてみました>


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コメント:

No title

>現実を受け入れるには「夢」を描くしかありません.

とても共感出来る言葉ですね。

ほんとそうですね。

いつか必ず逢えると信じ確信しながら、毎日歳を取っていく自分が嬉しくもあります。

Re: No title

serenaさん

コメントありがとうございます。

なかなか前に進めはしませんが、一分一秒、逢いたい人に確実に近づいています。

人は必ず死ぬ。

この世でたった一つの、ありがたい「平等」な仕組みだと思います。

No title

逢いたいと願っているひとが迎えにきてくれるのは、
この部分は、うらんは夢じゃなくて、ほんとのことだと
おもってるのです。
信じてるのです。

ともだちのお母様が亡くなるとき「お父さんが迎えにきた!」と
言いながら、両手を前にのばして、涙を流して、そして
逝かれたそうです。

苦しいのは、信じられないのは、現実の世界の重さです。
> あまりにも重くて、どう自分をだまそうとしてみても
> 変わることのない「現実」。

今年と去年がダブって存在する毎日です。
夜よりも昼間が辛く、耐えられない。
むらさきさんはどうですか?

昨日も家にいると泣いたり具合が悪くなるので、
外に逃亡して、その足で二カ月に一度参加しているグリーフケアの事務所を訪ねました。
そこで理事長とお話しした時、あ、理事長はホスピスの非常勤看護師をされている方なんですが・・
「ふつうは夜が一人で辛いという話は聞くけれど、うらんさんは昼間がダメなんですね。珍しいですね、何故なんでしょうね・・」と一緒に考えてくださいました。
たぶん・・ずっと主人は入退院を繰り返していて夜一人でも朝になれば病院で会える生活だったのと、、昼間ダメなのはその後在宅介護していたからなのかもしれませんね。

この数カ月、夜寝る前にお酒飲んで、朝起きれなくて(朝目が覚めるときが辛いです)寝坊して、だらだら~な生活になってます。
まだ 半年というのか
もう 半年というのか

Re: No title

うらんさん

コメントありがとうございます。

お友達のお母さんのお話、息を飲むようなお話です。
僕もそんな最期を迎えたい。

> 夜よりも昼間が辛く、耐えられない。
> むらさきさんはどうですか?

> (朝目が覚めるときが辛いです)

同じです。
僕も陽のある時間帯のほうが辛いです。
朝目が覚めると、「現実」に引き戻された気持ちになって、「現実」と対峙する覚悟を決めて、起き上がるまでに少々時間を要します。


毎夜、あかねの仏壇に線香をあげて、その日のことをあかねに話しかけています。
昼よりも夜がましなのは、その儀式が多少なりとも気持ちを落ち着かせているのかもしれません。

じゃあ、朝もそうすれば?って話なんですけど、朝はあまり話しのネタがないんですよね。
(前の晩に話をしてしまっているので)
朝は、「あかね、おはよ」と言葉をかけるだけです。

会社を辞めといてなんですが、
昼間の辛さを少しでも和らげるのは、世の中や人にコミットすること、
他人と話しをして、他人と交わって、世の中と向き合って、この世での自分の存在意義を折につけ確認すること、
かな?と思います。
(もちろん、記事本文の「夢にすがる」ことは止まらないですが・・・)

大切な人がいないのに、それでも生きていくことの意味は、ひとりぼっちの孤立した思考の中では、なかなかクリアになりません。
他者とか世間という「鏡」に自分を映してみて、見つけやすくなるんだろうな、と思います。

あまりうまく表現できませんが・・・。


前の仕事を辞めて、一旦世の中とのつながりを絶ったことに悔いはありません。あの生活を続けていれば、ますます気持ちをささくれ立たせただろう、という確信があります。
でも今、一旦立ち止まっていろんなことを想う中で、
やはり人は一人では生きていけない、ということは痛切に感じています。
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お知らせ
これまでにほんブログ村の「子宮がん」カテゴリに参加していましたが、思うところがあり、登録をはずさせていただきました。ご了承ください。
プロフィール

むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

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