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今日は義母の人工透析の日と重なり、あかねの両親は昨日墓参りを済ませ、
どうしても昨日仕事を休めなかった僕は、今日ひとりで墓参りに出掛けました。

昨日の墓参りでは、あかねの両親は雨に降られたそうですが、
今日は真上から太陽の光が降ってくる晴天でした。

この季節からしばらくは、「墓参り」とはすなわち「草むしり」とほぼ同義語になります。
今日も花を替え、ろうそくを灯し線香を焚いて、ワッフルとアイスコーヒーを供えたら、
あとは黙々と墓標まわりの雑草を抜きました。

真夏はまだ少し先ですが、今日の最高気温は30度に達していたようで、Tシャツの下にだいぶん汗をかきました。

でも、
おおかた草抜きを終えて、
あかねにことわって、氷が溶けぬるくなったアイスコーヒーを飲みながら、
真夏ほどの湿気を含んでいない風に吹かれていると、スーっと汗がひいて心地良くありました。

周囲はひと一人いなくて、風に揺れる木々のざわめきだけが聞こえてくる空間に身を置いていると、
いつかも書きましたが、
あかねが、どこからか声を掛けてくれそうな気がして・・・
顔をのぞかせてくれるような気がして・・・
いつまでも佇んでしまいます。

結局、今日もそんな淡い期待は実現せず、何度も未練がましくお墓を振り返りながら、墓地を後にしました。

あかねが住む世界とこの世界を繋ぐ、そんな扉がこの世界のどこかに現われるとしたら、こんな風に静寂に包まれて、木漏れ日が優しい場面のような気がします。

「どこでもドア」は逢いたくても逢えないひとにどうしても逢いたい、という藤子不二雄大先生の「祈り」が生み出したものでは・・・?
そんなところまで思考を飛躍させてしまいました。


これも、いつかこのブログで書いたことですが、
あかねの病気は秋に発覚し、翌年の春に痛みも不安もない世界に旅立ちました。

「夏」に、あかねの苦痛にゆがむ表情は重なりません。

・・・だから、僕は、
この季節だけは、
あかねの「笑顔」だけを思い描きながら、
過ごしたい・・・
と思っています。


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むらさきせいじ

Author:むらさきせいじ
2011年春、妻をなくした40代です。
本当に本当にありふれた人間ですが、人生の半ばともいえる40代で世界中でいちばん大切な人を喪失したことはそれなりに特異なことだと思います。
そんな状況におかれた心情を綴っていくことで少しでも心が解放されたらと思っています。
プロフィールのサムネ画像は、妻が描いた僕の顔です。

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